読み物

2024/09/13 06:19

高齢になると体のあちこちに痛みが出たりします。もっとも多いのが日常生活にも支障をきたす”膝の痛み”です。膝には全体重がかかるので負担が大きく、負担に耐えるために、膝関節部分の骨の先端部は軟骨に覆われていて、クッションの役割をしています。関節軟骨の70パーセントは水分で、ヒアルロン酸などのムコ多糖類が軟骨を形成して、そこに水分を保持してクッションの役割を果たしています。しかし、加齢とともにムコ多糖が減少し、軟骨が摩耗してしまってクッションの役割を果たさなくなってしまいます。すると、大腿骨と脛骨がぶつかって、軟骨や半月板の破片が骨膜を刺激して炎症を起こすことで痛みが生じます。膝の痛みの治療でヒアルロン酸を注射することがありますが、これは少なくなったヒアルロン酸を補ってクッションの働きを取り戻そうということです。しかし、一時的にはよくなっても補ったヒアルロン酸がなくなると、また痛みが出てきてしまいます。なので、根本的な治療にはなりません。その点、ムコ多糖を摂ることはとても有効です。継続的にムコ多糖を摂ることで膝の関節痛がなくなったという体験談はたくさん寄せられています。ただ、”痛くなったから摂る”のではなくて”痛くならないように予防のために摂る”ことを心がける必要があります。元気で動けるうちからムコ多糖を摂っておくのが一番です。ときどき膝に痛みが出る方もいると思います。それは軟骨の減少が始まっていると考えたほうがいいでしょう。さらに進行すると階段の上がり下がりとか椅子から立ち上がる時に痛みを感じるようになります。関節痛の初期段階で、放置しておいてはいけない状態です。歩くだけでも痛むとなるとかなり進行しています。膝周辺を触るとほてりを感じたりするかもしれません。こうなると本格的な治療が必要になってきます。ちょっとした痛みから始まって杖が必要になるまで、人によって差はありますが10年とか20年の猶予があるはずなので、できるだけ早めに「危ないぞ!」と危機感をもって対策を取る必要があります。そのための有効な手段としてムコ多糖を活用してください。健康を維持するにあたって日ごろの生活習慣も大切です。関節痛の原因として”筋肉量の減少”が関係しています。日ごろから運動を心がけるなどして、早いうちから膝対策をとっておくことで、痛みを未然に防いで、いつまでも活発に動くことができるようにしましょう。

(株)エヌティコーブン 健康情報誌CC144レポートより抜粋
*近年、コンドロイチンやヒアルロン酸よりも優れた健康素材としてプロテオグリカンを含むサプリをよく目にしますが、プロテオグリカンとはムコ多糖のことで(株)エヌティコーブンはバイオコーブンの商品名で既に1987年からムコ多糖タンパク含有食品(プロテオグリカン)サプリを販売しています。